特製カラビナ

職人のこだわりと技の結集
使いやすさにこだわった
特製カラビナ

いま流行の登山やフリークライミングで使われる「カラビナ」。100円均一ショップなどでも簡易的なカラビナが作られています。そこで、樹脂と金属の加工ができるという強みを活かして、日新流のカラビナをつくってみました。

製作DATA

  • 使用技術/金属切削、レーザー加工、樹脂加工
  • 素材/ポリカ、SUS304CSP H T2.0、2B H T1.5、2B H T2.0、1/2H、t0.2 t2.0、樹脂粘土
  • 加工日数/40分
  • 使用設備/微細レーザー加工機、ファイバーレーザーマシン、立型マシニング、マシニングセンター

工程

バネが適度な強さで戻るように
試行錯誤を重ねる

1.
CAD-CAM(3D)でモデリングを作成します。

ここが技ありポイント!

初めに試作したカラビナのバネの形では、うまく戻ってこなかったので、バネ材を変更したり、厚みを1mmや0.7mmにしたり、バネの形を変えるなど試行錯誤を繰り返しました。バネがひとつでは使っているうちに弱くなると考え、サポートの意味でもうひとつ取り付けました。当社は金属加工と樹脂加工の両方の設備と技術力を持つ数少ない企業です。

2.
樹脂はマシニングセンターで厚みを持たせて加工。バネはファイバーレーザーマシンでカットしていきました。
3.
赤い部分は100円均一で購入した樹脂粘土を取り付けました。ちょうどいいアクセントになっています。
4.
カットした後、断面が凸凹になるので、0.1mmのステンレスの薄板をポリカーネイドの間に挟んで少し隙間をあけました。この隙間があるので、中が曇らなくなりました。
5.
リベットで鉄とステンを組み付けて完成です。

使用設備

ファイバーレーザーマシン
(アマダ)FLO-3015AJ

レーザ光線で板金に穴をあけ、切断するファイバーレーザー発振器です。「ハイスピードで切断したい」「切断時の電気代を削減したい」「加工材料の幅を広げたい」などの課題を解決。今回のように、多くの加工品をスピーディーに加工していくことにも適しています。
※参考動画はこちら

私がつくりました

製造部/野村
「バネの形や厚さに試行錯誤しながら製作していきました」

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