先週のブログでぼんやり思い出して頂いたかと思いますが
日新産業オリジナル壁掛け時計があったことも
思い出して頂けないでしょうか
「未来モノづくり国際EXPO 2025」のために新作した展示品です
見えにくいと思いますが
透明な台座は、日新産業でも出番の多いアクリルで作られています
日新産業☆樹脂チームで製作していただきました
普段の仕事では
厚みのある製品であれば一般的なアクリルを使い
薄い製品の場合、耐衝撃用タイプのアクリルを使用します
今回は耐衝撃用タイプを使用し
最大加工2000X4000まで可能な、5軸制御マシニングで製作
板厚5㎜ 1500x800の板から加工しました
となると、
一人で持ち上げられる重量ではありません
設置は二人作業
固定はなんと両面テープ
加工材料が金属とは違い軟質であるため
機械加工で使うようなバイスやチャックは使用しておりません
その為、加工後両面テープを剥がす際には、製品が折れたり、欠けたりする
危険があります
アクリルは固いが故に割れやすいのです
ですから、タイプ違いの材料をチョイスしているんですね~
このオリジナル時計
実はまだまだ構想が続くはずだったのですが
今回はシンプルな仕上がりのままの展示となりました
こちらの作品も同様
依頼者からの「こんな風にしてほしい」では抽象的過ぎて
そこから新しい形にしていくのが
とても苦労したとおっしゃっていました
数字と歯車と文字は板金チームが製作
数字は
SUS
0.5㎜
歯車は
アルミ(A5052) 1㎜
真鍮(C2801) 0.5㎜ ※銅と亜鉛の合金
文字は
銅(C1100-1/4H)タフピッチ銅 ※純銅の一種で、99.90%以上の銅純度
1㎜
ファイバーレーザーマシンで加工
データがあれば、数字も文字もすぐに加工出来ます
ただし、フリーソフトで作られたデータの場合
加工機械との互換性が合わないと、データがバグってしまい
上手く反映されないことがあります
お仕事でもデータを頂くことが多くありますが
場合によっては、日新産業で修正することも可能です
でも
短納期のご希望であれば、正規のデータを頂けるとありがたいですね
随時、ご相談ください
それでは、次回生まれ変わった時計のお披露目を
お楽しみに~