小さなことでも即提案! 日新の改善力! その2

皆さんこんにちは~。HYです。

今回も引き続き日新の提案力を紹介していきます! 

前回は板金でしたが今回は樹脂製品の提案です。お客様曰く弊社は板金のイメージが強いそうですが樹脂の加工も承っております。弊社は常日頃から隙あらば提案を行っているので紹介出来る事例がかなり溜まっています。ブログ担当としては打ち出の小槌を見つけたが如くこのネタ小槌を使い倒してやるからなといった所存でございます。うおおおおお! 振れ振れ振れ!!!!ネタを出せ!!!

 

Case2: 樹脂部品

 

ある日、お客様より上記図面のような製品を粉末造形で製作してほしいとご相談がございました。

※実際の製品とは形状を変更しております。

粉末造形とは粉末状の金属や樹脂素材に高出力のレーザー光線で固化させる製法の事を指します。一層ずつレーザーを当てると硬化していくので密度や強度、耐熱性が高いことが特徴です。皆さんご存知3Dプリンターを用いた主要な製造法の一つです。

小さい部品等を作る際に便利な粉末造形ですがやはり欠点はあります。欠点として広く認知されているのは粉末状の素材をレーザーに当てて焼いてしまうので表面がザラザラとした感触になることでしょうか。

そして今回の提案にも関係あるのですが粉末造形は一層ずつ硬化していくので積層し始めと積層し終わりでは冷える速度が違います。そのため厚みの上下で歪みが生じる場合があります。今回の製品では厚みが10mmなので歪みが生じてしまうかもしれません。

上記の問題点より粉末造形でご依頼の製品を作るのではなく代替案を用意するべきではと思い至りました。

考えた結果、代替案として即座に浮かんだ案が材質にユニレートを使うといった方法です。

ユニレートは耐熱性が高く、何より反りや歪みが樹脂材料の中では出にくい材質となっています。

代替案としてはうってつけの材料ですね。ユニレートを使うことにより10mmの厚みでも問題なく加工出来ます。

この提案によりコストは35%OFF、寸法精度も安定しました。

日新のモットーは短納期です。現状を判断し即座に最適な製作方法を提案致しました。結果、お客様がご要望以上の成果を挙げることが出来ました。

もし試作のご相談がございましたら日新産業にお問い合わせを! お客様に寄り添った提案をさせて頂きます!

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