試作を専門に行う会社は、依頼を受けた企業のニーズに合った試作品を作成できるよう、さまざまな加工機械を所有しています。こちらの【動画で解説】シリーズでは、普段はあまり見ることができないそれらの加工機械が稼働している動画を見ながら、その機械が行っている加工や特長などについてご説明していきます。

 

■縦型マシニングセンター マザックNEXUS 510C

こちらの動画は、縦型マシニングセンター(マザックNEXUS 510C)が、加工を行っている様子です。製造設備に求められる先進性、生産性、価値を高次元で達成した新世代世界標準機で、変量生産における高い生産性を実現することが可能です。

 

 

 

マシニングセンターには、縦型(立型)、横型、門型、5軸制御などがありますが、縦型マシニングセンターは金型加工など、一面での加工が多い場合に向いています。

 

・機械の全貌

 

・加工事例

縦型マシニングセンターによる切削加工品。三価クロメートメッキ加工。 縦型マニシングセンターによる歯切り加工を施したアルミギア。

 

・マシニングセンターとは

マシニングセンター(machining center:略してMC)は、一般社団法人日本工作機械工業会が定めた定義によると、「中ぐり、フライス削り、穴あけ、ねじ立て、リーマ仕上げなど多種類の加工を連続で行えるNC工作機械(加工の作業工程を数値でコントロールし、自動化する工作機械)」であり、それらの加工機械に「ATC(自動工具交換装置)」機能を備えたものです。工具を自動で交換できるため、人が工具を交換する必要がなくなります。

主軸が水平のものを横形マシニングセンター、主軸が垂直のものを立形マシニングセンターと区別しています。また、正面から見た時に、機械が門のように見えることから門型マシニングセンターと呼ばれるものもあります。

これらはどれも、直交するX軸、Y軸、Z軸の3つの軸を制御して加工を行う機械ですが、最近では、この3つの軸に加えて回転する軸、例えば、A軸とC軸などをもつ5軸制御マシニングセンターが登場し、より効率的に加工が行えるようになりました。ただ、軸が増えた分、制御が難しくなるため、加工を行う際には細心の注意が必要です。